2008年12月31日水曜日

WBCタイトルマッチ 内藤大助VS山口真吾



ちょっと遅れましたが、23日に行われた内藤大助と山口真吾のWBCタイトルマッチをレビューしたいと思います。

非常にいい試合でしたね。変則ながら相手のパンチをもらわず的確にパンチを当てる円熟のボクシングを見せるチャンピオン、内藤と、打たれても打たれても前に出続ける精神力を見せつける挑戦者。

序盤、カウンターを狙うあまり内藤よりも手数が少なかった山口ですが、それでも決して逃げではなく、常に内藤の懐に飛び込みインファイトのボクシングに持ち込もうとする、アグレッシブな姿勢は素晴らしかった。

ポイントリードしても、逃げのボクシングをせずに攻め続けたチャンピオンも素晴らしかったと思います。これぞ世界タイトルマッチ!という内容のボクシングでした。

11Rに、内藤の打ち下ろしの右をくらい、とうとうダウンを喫してしまった山口に対し、ラッシュで一気にレフェリーストップを奪われ、力尽きた挑戦者・山口。

しかし、山口の前に出続ける勇気には涙が出そうでした。

チャンピオン・内藤大助にも、挑戦者・山口真吾にも、素晴らしい試合を見せてくれてありがとう、と言いたいです。