2009年12月6日日曜日

2009年K-1GP 一番面白かった試合と決勝戦



これ、とてもいい試合でした。はっきり言ってまたバダハリが負ける可能性は十分にあった。

アリスター・オーフレイムの顎を打ち抜いたカウンターは見事でした。

あの太い首のアリスターに一発で効かせてしまうのだから、大したものです。



それにしても、今回のK-1はKOが多く、とても面白かった。

まあ、でもセーム・シュルトが強すぎたね。



5月のアムステルダムでうまくいった、序盤でのラッシュをしのがれてしまったところで勝負ありだった。

あのノーモーションのストレートが効いてしまうんだから、強いよね。


ジェロム・レ・バンナが引退ってほんとですかね?まあ、怪我もあるし年齢ももうきつい時期だから、しようがないですね。おつかれさまでした。

でも、バダ・ハリにしても、セーム・シュルトにしても明らかに以前よりレベルアップしているように見える。

2009年11月30日月曜日

亀田興毅、王座奪取!素直にいい試合だった



 いい試合だった。両者とも死力を尽くした。

 内藤はいつもの変則ボクシングでアグレッシブに手数で攻め、亀田は左ストレートでのカウンターを中心に、時折飛び込むスタイル。


 内藤の鼻、もしかしたら折れていたかもしれないね。

 それがなければ、もう少し僅差の判定になっていたかもしれない。

 それに、あれだけの鼻血にも関わらず、最後まで動きが衰えず、動画の最終ラウンドでは

 守りに入った亀田を圧倒するほどの手数を出していた内藤は、やっぱり偉大なチャンピオンです。


 負けたら引退、と試合前は決めていたらしいけど、どうするんだろ?


 年齢もかなり行っているし、結構打たれるボクサーでもあるから、もう潮時ではあるかもしれない。

 まだまだ見たい気持ちもあるけど、本人が決めたなら、それは仕方ないでしょう。


 そして亀田よ、試合後に

『尊敬されるビッグなチャンピオンになりたい』と言っていたが、それは試合に勝つことだけじゃないよ。

 今回の試合後の内藤の態度は、立派にビッグなチャンピオンだったと思う。


 おれは内藤大助を尊敬している。みんなそうだと思う。


 君の出会った人が、一番いいお手本だと思うよ。


 そういうチャンピオンを破ってチャンピオンになったのだから、ホントに尊敬されるチャンピオンに成長してくれよ。

2009年11月29日日曜日

今日 内藤VS亀田 ゴング




今日、内藤大助と亀田興毅の ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチですね。

どちらが有利、とはっきり言えない、予想がつきにくい試合だと思います。


大毅とちがって、興毅はホントに強いからね。


ちょっとこの動画、編集が亀田寄りでむかつきますね。


両者とも、コンディションはいいようですが、特に今回、亀田の心拍数が40と、マラソンランナー並みにしあげてきたことから、今回は亀田有利だと私は思ってました。


 しかし、ある記事によると、この動画で途中でカットされている具志堅用高さんの

見解は、全く違ってたんですよね。

亀田の負け!具志堅氏断言、序盤KOも

『亀田もパンチがある選手だが、現段階では、やはり内藤のキャリア、技術にはかなわないだろう。内藤が序盤でKOする可能性は十分にある。』

とのこと。

どうなるかわかりませんが、個人的な意見。

内藤さん、やっちゃってください。KO。それが国民の期待です。

2009年7月16日木曜日

日本人唯一のベスト4!山本優弥



これはいい試合だったですよね。正直、佐藤嘉洋が敗退してベスト8に残れなかった時点で、どうなるかとおもっていたんですが・・・


フィジカルでは山本を圧倒しているドラゴを相手に、想像をこえる打たれ強さと精神力で前に出て撃ち合いを続ける山本優弥。

まるで、ボクシングの坂田のような試合ぶりだった。

正直、攻撃には目を見張るものはないように見えるんですけどね。まさに大和魂、日本人の美学のようなものを感じます。

彼が、今後日本人のK-1MAXのリーダーとなっていくのか?

魔裟斗不在のMAXで、他の日本人選手とのしのぎあいも注目です。

2009年7月14日火曜日

こんな試合組んでよかったん?魔裟斗VS川尻



この試合、テレビでみましたが、はっきりいって、こんな試合組んでもよかったの?というくらい、圧倒的に差がついた試合でしたね。

川尻のパワーを考えると、打ちあいになれば面白いかな?という期待感はあったのですが、やっぱり総合の選手にはK-1ルールは厳しかったんだな、という印象です。もちろん、相手が魔裟斗だってことはあったのですが、打撃が効いてもうろうとしているのか、無意識にタックルに行こうとする川尻選手の姿が哀れにすら感じました。


谷川さん、もうこういう話題優先のマッチメークはやめませんか?

魔裟斗も、逃げたと思われるのがいやだから受けた、って部分はあるんだろうけど、受けたら受けたで格下としか試合しない、なんて言われそうでいやでしょうね。

サワーとの試合では、すっきりした決着をつけてほしいです。

大会の総括としては・・・・
今回の大会では、総合の選手がK-1の選手に負けるケースが多かったですね。K-1ルールだから、当然の結果です。


山本”KID”徳郁のKO負けはショックだった。やはりオリンピック予選での怪我以来、本来の野性味や輝きが欠けているように思います。膝も手術したようだし・・・・

チェン・ジェヒは、見事な右ストレートでしたね。ただ、ワンマッチではなく、K-1でキャリアを積んで実力を示してほしいです。

2009年7月12日日曜日

魔裟斗VS川尻への期待感

ひさびさの投稿です。

今、魔裟斗VS川尻の期待感がすごいみたいですね。

まあ、ルールがK1ルールなので、魔裟斗が有利なんだろうけど、総合という戦場で

鍛えられた川尻の打たれ強さ、武田幸三を倒した打撃力もあり、打ちあいになったら川尻、という意見も多いようです。

にしても、いつも思うのは、魔裟斗ってほんとたおせないよね。

もっと倒せる選手だったら、もっとK-1のミドル級って盛り上がるし、人気も出ると

思うんだけど。なんだかんだいって、K-1MAXを支えてきたのは魔裟斗だし、中心

になる選手に対して、倒せない、疑惑判定が多いって批判が多いのは、問題だと思い
ます。

・・・・youtubeがダウンしていたので、今日は動画なしです。

2009年1月5日月曜日

五味隆典対北岡悟 北岡王座奪取!

この試合、楽しみにしている、と申し上げてましたが・・・

僕の好きな五味隆典は残念ながら破れてしまいました。

北岡は、日本人として初めてMMAで五味を破った、という快挙でしたが、それにしてもあっさり勝負が決まってしまいましたね。

見事なヒールホールドでした。

それにしても、五味が立っての打撃ではなくて、寝技に付き合ってしまったのがなぜなんだろう?と思いましたね。

まあ、北岡の(キモい)動きが、それをさせなかったんでしょうね。

ぜひ、北岡自身が言うように、初防衛戦は五味とやってもらいたいもんです。

でも、キモいから、五味はやりたくないかもしれないな。なんか、試合中も戸惑っているように見えたもん。

2009年1月4日日曜日

バダ・ハリの見事なまでのKO負け アリスター・オーフレイム強し



この試合も、今回のdynamite!でかなり驚かされた試合でした。

あのバダハリが、KO負けを喫してしまったのですから。

まあ、K-1GPから2週間しかたっておらず、調整もままならなかっただろうとは思いますが、それでも、この結果は予想できませんでした。

まあ、バダ・ハリの真価は、長いリーチからのスピードがあるパンチでのカウンターなので、リーチ負けしない体格を持っているアリスター・オーフレイムなら、可能性があることだったのですが。

それにしても、アリスターの打撃は強力ですね。ほとんど最初のダウンで試合の流れは決まってしまっていたような気がします。効いてたもんなあ。

ハイパー・ダッチ・サイクロンという異名がぴったりくる打撃でした。(それにしても、アリスター・オーフレイムの筋肉すごいです。ステロイド使っているって噂、ほんとかなあ?)

こうなったら、アリスター・オーフレイムにもK-1に参戦してほしいなあ、と思ったのは僕だけでしょうか?

腕十字合戦!Dynamaiteで最も見ごたえがあった試合 中村大介VS所英男



いやー、この試合は面白かったですね。

中村大介対所英男の試合。めまぐるしい腕の取り合い。まさに腕十字合戦と言えるような内容でした。

所も、試合前、「中村さんと腕の取り合いは避けたい」と、中村の腕十字を警戒していたようなのですが・・・

いきなり所が腕をとられ、ピンチに陥るところから試合が始まりますが、それをしのいでさらに所も腕を取る。

そこからマウント→足固めに入ろうとするんですが、さらに中村が腕をとり、腕十字に移行。

足固めにいこうとして、所の足がすごい態勢のまま腕十字がきまってしまい、中村の勝利。

個人的には、今回のdynamaite!で、最も見ごたえがあった試合だったと思います。

大みそかという大きな舞台で所英男という結構ネームバリューがある選手に勝ったことで、中村大介も今後脚光を浴びていってほしいものです。

「雑草腕十字」中村大介、かっこよかったぞ!

2009年1月2日金曜日

フランク・ミアVSノゲイラ ちょっとした事件

 少し前の話ですが、ちょっとした事件がMMAの世界で起こっています。

 これまで、タップアウト負けやKO負けを一度もしていないという記録を誇っていた、あのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが、UFC92で生涯初のKO負けを喫したのです。

 相手は、元UFCヘビー級王者のフランク・ミア。

 映像はちょっと見ていないのですが、どうやらフックで倒されたところをパウンドでKOされたようです。

 これで、ノゲイラはUFCヘビー級の暫定王者から陥落してしまいました。

 おそらく、この後、ミアはUFCヘビー級の正規王者であるブロック・レスナーと統一戦を行うことになるのでしょうが・・・ミアは過去レスナーに勝っているだけに、ちょっと期待感を損なう感じで、ノゲイラの敗戦は残念です。

 ノゲイラに正規王者になってほしかったなあ。

2009年1月1日木曜日

dynamite!試合結果と感想その2

Dynamite!続きです。それにしても、僕の予想、全くあたっていないな。

▼第10試合 DREAMウェルター級(80.0kg以下)
○桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
TKO 1R7分1秒 ※レフェリーストップ
●柴田勝頼(ARMS)
柴田の試合開始と同時の特攻もむなしく、マウントポジション、サイドポジションで常に上から打撃を当て続けたマッハの完勝。柴田は柔術の練習をしたほうがいいかも。

▼第11試合 K-1ミドル級(70.0kg以下)
○川尻達也(T-BLOOD)
KO 1R2分47秒 ※3ノックダウン
●武田幸三(治政館)

武田選手、もう峠を越しているのかな。残念だけど。パンチも見えてないみたいだし。それにしても、今回は立ち技の選手が、K-1ルールでMMAの選手に負ける、ってのが多かったですね。


▼第12試合 K-1無差別級 ※延長3分1Rあり 
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
KO 1R2分2秒 ※左フック
●バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)

バダ・ハリにはいい薬になったでしょう。アリスター強し!バダハリはストレートパンチャーには強いけど、サイドからの打撃に弱いのかな?それともK-1GPから日がなかったので、調整不足だったんでしょうか?それとも心労?

▼第13試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)
○ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
KO 1R6分32秒 ※左ロー
●チェ・ホンマン(韓国/フリー)
もうちょっと拮抗した試合になるかと思いましたが、ミルコを追いきれないホンマンを、ロー一撃でKO。凄い威力ですね。それにしてもホンマンは細くなったな。

▼第14試合 K-1無差別級
○ゲガール・ムサシ(オランダ/team Mousasi/Red Devil International) 
KO 1R2分32秒 ※3ノックダウン
●武蔵(正道会館)
うーん・・もう武蔵は引退を考えたほうがいいんじゃないかな?確かにケガールは強かったけど、本職の選手が、MMAあがりの選手に何もできないんじゃね~。


▼第15試合 DREAM無差別級(93.1kg以上) 特別ルール 5分3R
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス・ジム)
KO 1R0分18秒 ※右フック
●マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)

完全に予想を覆した試合。マークハントがカウンターとはいえ、顔面へのパンチでKOされるとは思わなかった。マヌーフ強し!

▼第16試合 DREAMライト級(70.0kg以下)
○青木真也(パラエストラ東京)
一本 1R1分32秒 ※踵固め
●エディ・アルバレス(アメリカ/エリートXC/ファイト・ファクトリー)
青木さすが。今年を締めくくりましたね。DREAMライト級王者は逃したけど、2008年は青木の年と言っていい年でした。来年は王者取り!

▼セミファイナル(第17試合) DREAMライト級(70.0kg以下)
―ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/DREAM初代ライト級王者)
中止
―J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
残念。見たかったのに。

▼メインイベント(第18試合) DREAMミドル級(84.0kg以下) 
○田村潔司(U-FILE CAMP)
判定3-0
●桜庭和志(Laughter7)
桜庭はぼろぼろだったけど、ダメージがたまってたんでしょうね。試合を通じて語り合っているような試合で、盛り上がりはなかったけど、見入ってしまう試合でした。

dynamite!試合結果と感想その1

大みそか、格闘技三昧の時間を過ごしてましたが、Dynamite!の感想をばちょっと書いていきたいと思います。


▼第1試合 DREAM無差別級
○ミノワマン(フリー)
一本 1R1分1秒 ※足首固め
●エロール・ジマーマン(スリナム/ゴールデン・グローリー)

最後は、ジマーマンのパウンドを足で制した、見事なヒールホールドでしたね。体重差があったせいで、何発か食らっていたジマーマンのパウンドはきつそうでしたが、ミノワマン、良くやりました。

▼第2試合 K-1甲子園準決勝(62.0kg以下) ※延長3分1Rあり
○卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校/西山道場)
TKO 3R2分29秒 ※ドクターストップ
●日下部竜也(中部地区優勝/愛知県立豊田高校/大石道場)

日下部選手は小さな体でも手数はすごかったですが、卜部選手もサウスポーからのパンチで押し返す。いい試合でした


▼第3試合 K-1甲子園準決勝(62.0kg以下) ※延長3分1Rあり
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)
判定3-0 ※3者とも30-29
●嶋田翔太(主催者推薦/西武台高校/島田塾)

どちらも頑張っていたのですが、判定がちょっとすっきりしなかった。どっちの勝ちでもおかしくない。

▼第4試合 K-1ミドル級(71.0kg以下) ※延長3分1Rあり
○アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
●佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

うーん、キシェンコは体が強いですね。パンチを食らっても全くひるまないから、印象がいい。佐藤は、何度かストレートで顔をはじかれたりしてたんで、印象負けしている感じです。相手の攻撃に耐えられる、耐久力の差が出た感じだった。でも微妙な判定でしたね。

▼第5試合 DREAMライト級(68.0kg以下)
○中村大介(U-FILE CAMP)
一本 1R2分43秒 ※腕ひしぎ十字固め
●所 英男(チームゼスト)

これはかなり見ごたえがある試合でした。腕ひしぎを仕掛ける中村対しのぐ所。何度か腕ひしぎをしのいだものの、最後は抵抗できない複雑な体勢で腕ひしぎが決まってしまい、中村の勝利。

▼第6試合 DREAMウェルター級(75.0kg以下)
○アンディ・オロゴン(ナイジェリア/フリー )
KO 1R3分52秒 ※左フック
●坂口征夫(坂口道場)

打撃への耐久力の差がもろに出た感じでした。


▼第7試合 K-1甲子園決勝(62.0kg以下) ※延長2分1Rあり
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)
延長判定3-0 ※3者とも10-9
●卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校/西山道場)

K-1甲子園、レベルが高かったですね。この試合も、どっちが勝ってもおかしくない試合だったんですが、結果判定でHIROYA。どっちも勝ちにしてあげたかった。


▼第8試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上) PRODUCED by DJ OZMA~Featuring ゆでたまご~
○ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)
TKO 1R5分22秒 ※レフェリーストップ
●キン肉万太郎

キン肉万太郎選手の、打撃への不慣れさが出てしまったようでした。それから、最後にマスクがずれた状態で、見えていなかったんじゃないです?変なマスクなんかなしでやってほしいですね。


▼第9試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上)
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
一本 1R5分31秒 ※三角絞め
●マイティ・モー(アメリカ/フリー)

シュルトの三角絞めで決着。マイティ・モーは、結構腰もパウンドも重そうで、MMA向きですね。

残念!坂田健史、王者転落



 昨日、大みそかは僕はボクシング、dynamite!と格闘技番組三昧でした、

 その第一弾で、坂田健史VSデンカオセーン・シンワンチャーのWBA世界フライ級タイトルマッチがあったんですが・・・・

 残念な結果になりましたね。坂田のエンジンがかかる前に、デンカオセーンの強打が炸裂して、坂田の2R KO負け、タイトル移動となってしまいました。

 もともと坂田はスロースターターなので、デンカオセーンのような強打で初回から押してくるようなタイプの選手は相性が悪かったのかも知れないですね。過去の試合でも、タイトルを防衛してはいるものの、ダウンを一度は喫した微妙な引き分けだったですし。

 KOパンチは、デンカオセーンのカウンターのテンプルへの右フック。坂田自身も、見えなかったと言っているようで、これはデンカオセーンを褒めるべきでしょう。

 坂田、引退しちゃうのかな?もしそうだとしても、しょうがないかなという気がする。