2008年11月25日火曜日

ヒョードルの穴



 僕は「ヒョードルを倒すとしたら、タックルで倒せるパワーのある柔術家」だと前の記事で言いましたが、その理由がこれ。

 ヒョードル対ケビン・ランデルマンとの試合。


 タックルからのテイクダウンでランデルマンは倒したものの、上からのポジションで決める技術がなく、ポジションを返されてアームロックを決められてしまった。

 バックを取ってのバックドロップを危険な角度でヒョードルに決め、見せ場を作ったのだが。

 だから、テイクダウンを取った後、じわじわと追い詰め、確実に決めれる柔術の技術が不可欠なのだ。


 それから、もうひとつヒョードルの穴を見つけたんですよ。

 

 それがこの試合。

 藤田和之対ヒョードル。

 藤田のラッキーパンチで、あり得ないくらいのぐらつき方。

 ヒョードルは、実はそこまで打たれづよくは無いようなんです。ヒョードルだって人間なんだ。

 この試合もおしいとこまで行ったんだよね。テイクダウンして上になっているし。

 とすると、打撃の強い選手なら、可能性があるのかな?

 ただ、ミルコ・クロコップですら、ヒョードルにスタンドで打ち負けていると思わせる場面があるし、マーク・ハントも、現在K-1で最強のセーム・シュルトですら負けている。


 そもそも、ミルコほど総合格闘技に対応できている打撃系の選手はいないので、やはり倒せる選手が見当たらないなあ。