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2009年12月6日日曜日

2009年K-1GP 一番面白かった試合と決勝戦



これ、とてもいい試合でした。はっきり言ってまたバダハリが負ける可能性は十分にあった。

アリスター・オーフレイムの顎を打ち抜いたカウンターは見事でした。

あの太い首のアリスターに一発で効かせてしまうのだから、大したものです。



それにしても、今回のK-1はKOが多く、とても面白かった。

まあ、でもセーム・シュルトが強すぎたね。



5月のアムステルダムでうまくいった、序盤でのラッシュをしのがれてしまったところで勝負ありだった。

あのノーモーションのストレートが効いてしまうんだから、強いよね。


ジェロム・レ・バンナが引退ってほんとですかね?まあ、怪我もあるし年齢ももうきつい時期だから、しようがないですね。おつかれさまでした。

でも、バダ・ハリにしても、セーム・シュルトにしても明らかに以前よりレベルアップしているように見える。

2009年1月4日日曜日

バダ・ハリの見事なまでのKO負け アリスター・オーフレイム強し



この試合も、今回のdynamite!でかなり驚かされた試合でした。

あのバダハリが、KO負けを喫してしまったのですから。

まあ、K-1GPから2週間しかたっておらず、調整もままならなかっただろうとは思いますが、それでも、この結果は予想できませんでした。

まあ、バダ・ハリの真価は、長いリーチからのスピードがあるパンチでのカウンターなので、リーチ負けしない体格を持っているアリスター・オーフレイムなら、可能性があることだったのですが。

それにしても、アリスターの打撃は強力ですね。ほとんど最初のダウンで試合の流れは決まってしまっていたような気がします。効いてたもんなあ。

ハイパー・ダッチ・サイクロンという異名がぴったりくる打撃でした。(それにしても、アリスター・オーフレイムの筋肉すごいです。ステロイド使っているって噂、ほんとかなあ?)

こうなったら、アリスター・オーフレイムにもK-1に参戦してほしいなあ、と思ったのは僕だけでしょうか?

2008年12月30日火曜日

大みそか FieLDS Dynamite!! その2

 大みそかのDynamiteの続きです。

 第7試合はK-1甲子園。前の記事でコメ済みですので省略。
 
 第8試合 DREAMヘビー級93.1kg以上 PRODUCED by DJ OZMA ~Featuring ゆでたまご~
 ボブ・サップ対キン肉万太郎

 正直、キン肉万太郎がどんな選手なのか分からないので、どういう結果か予想できませんが、全日本レスリングで何度も優勝している強い選手らしいので、素顔で試合させてあげたいような気がする。話題とりいらねーし。

 ボブ・サップは、最近練習不足と根性のなさを露呈したしょーもない試合が多いので、あんまり期待していない。たぶん、試合の恐怖が刷り込まれちゃったんだろうな・・・


 第9試合 DREAMヘビー級93.1kg以上
 セーム・シュルトVSマイティ・モー

 これ、総合ルールでやるんですね。K-1では無敵を誇るセーム・シュルトですが、今MMAに戻ったらどういう試合になるのか、気になるところではあります。

 ただ、打撃主体の試合になると思うので、シュルトが有利かな。シュルトは総合でのキャリアも結構あるし。シュルトは、以前マイティ・モーと同タイプのマーク・ハントをK-1ルールでKOで下しているし、マイティ・モー
はシュルトよりも大きいチェ・ホンマンをK-1ルールでKOしているので、面白い試合になるとは思うんですが。

 予想:難しい・・・どっちが勝つにしろ、早い回のKOになると思うが、シュルト有利

第10試合 DREAMウェルター級80.0kg以下
桜井”マッハ”速人VS 柴田勝頼

これは、柴田の減量次第だと思う。マッハは、この体重で全然いけるけど、柴田はかなりの減量になって、実際減量苦で前日の記者会見を欠席しているらしい。

そういうわけで、あんまりすっきりした試合にはならないかも。

予想:判定で柴田・・こう着しそうな気が。

第11試合 K-1 ミドル級70.0kg以下
武田幸三 VS 川尻達也

うーん・・・どうしてこうもジャンル違いの選手を戦わせたがるかね?主催者の谷川くんは。

今回の大会、こんなのが多すぎるぞ。大みそかだからしょうがないのか?
武田はキックの選手、川尻は修斗出身の総合の選手。これをK-1ルールで戦わせてどうする。

まあ、武田有利なんだろうが、川尻も打撃が強いので、いい試合になるかも知れんが、選手が壊れるのを見たいわけじゃない。

予想:武田のローキックでのKO勝ち。もし川尻が、武田の見えていないという片目の視覚から攻めることを実行し、成功すれば、川尻のKO勝ちもあり得る。

第12試合 K-1無差別級 ※延長3分1Rあり
バダ・ハリ VS アリスター・オーフレイム
バダ・ハリの反則騒動がまだ記憶に新しいので、いろいろ物議を醸す試合にもなってはいるこのカード。
これはK-1ルールだったらバダ・ハリの勝利だろう。だが、アリスターもMMAにあがってはいるが、打撃の選手でかなり強力な打撃を持った選手だけに、結構面白い試合になるかも。

予想:バダ・ハリの判定勝ち。アリスターの強力な打撃にはてこずるだろうが、カウンターを決めてダウンをとって判定にもつれ込むと読んだ。

2008年12月8日月曜日

バダ・ハリのいいところが出た名勝負



 K-1 GP2008の準決勝、バダ・ハリとエロール・ジマーマンの試合もいい試合だった。

 ただ、振り返ってみれば力量は完全にバダ・ハリのほうが上だったと思う。

 ジマーマンは、どちらかというとパンチが主体の選手。

 長いリーチ、スピートのがあるストレート系パンチを持つバダ・ハリは、おそらくパンチで攻めてくる選手にめっぽう強い。

 クールに見て行くことができれば、パンチ主体の選手にはほぼ負けないだろう。

 相手がパンチで攻撃にきた瞬間に、カウンターを合わせることができるから。パンチの刺し合いにめっぽう強いのだ。

 一回戦のピーター・アーツの足が効かなくなっていたのも、ハリが試合開始直後、パンチで前に出たアーツにカウンターを決めてからだし、このブログでも一度紹介したカラエフとの名勝負も、カラエフのフックに対しストレートでのカウンターでKOしている。

 バダ・ハリが雑なアッパーを繰り出したところにエロジマンの右が合い、先制のダウンを奪われたものの、アッパーを出すとき態勢が崩れたところに合わされて倒れた、という印象で、決定的なダメージにはなっていなかったと思う。(体重が前に乗っていないので、カウンターにはならない。)


 だが、バダ・ハリのパンチはかなりの率でジマーマンが攻撃を繰り出すところにカウンターであたっており、KOの出やすい攻撃となっていた。

 ハリの左ジャブ、右ストレートのリーチの長さとスピードが効いていた。


 ほんと、すごい選手なのになあ。もったいない。

 決勝で、レミーに対してイラついてあんな攻撃したのは、レミーがロー主体の選手で、今までの戦法が通じないいらだちもあったんだろうなあ。

2008年12月7日日曜日

K-1 2008 GPについて、ちょっと邪推

 結局、バダハリの騒動でうやむやになったけど、今回、3連覇中だったセーム・シュルトがトーナメントに残れなかったことで、他の選手にもトーナメント制覇のチャンスが出てくるな、と思っていた。

 何しろ、セーム・シュルトには、K-1という枠内では穴がない。

 長身から繰り出される長いジャブと正拳、前蹴り。

 近づけば必殺のヒザ。遠く離れても、マーク・ハントをKOした強力な後ろ回し蹴りという武器も持っている。

 相手からすると、なんとか近づいても危険だし、長身ゆえに顔面への攻撃をクリーンヒットさせるのは至難の業。

 そのシュルトに対し、アーツは対戦を自ら直訴したんだそうだ。




 動画を見てほしい。2006年でのGPで、アーツは常に前に出るファイトで、シュルトを抑え込んでいた。アーツ対シュルトの戦績は、2008年の9月の試合までは1対2でシュルトが勝ち越しているが、アーツはシュルトを抑え込み、下がらせること自体には成功している。

 これでピーターは、シュルト攻略法をつかんだんだと思う。

 「倒せなくても、常にパンチとローで前に出て、前蹴りを出させない距離で、ひざをもらわずに押し続ければ判定で勝てる」と。

 それで怪我をしやすいトーナメントではなくワンマッチなら判定で勝てる、と踏んでいたんだと思う。

 ベテランで、しかもシュルトの巨体を押しこめる圧力があるピーター・アーツという選手だからこそ、ワンマッチでなら勝てた、ということなんだよね。

 他の選手なら押し込めないし、押しこんでもひざをもらってKOされてる。

 おそらく谷川さんも、ピーターと同じことを考えたんだろう。トーナメントの前の試合でシュルトとの試合を組んで、シュルトをトーナメントから排除しよう、と考えたんじゃないだろうか。



 このトーナメントは、はっきり言ってバダ・ハリのために組まれたようなトーナメントだったように見えた。

 今の、腰を痛めて以降スピードに衰えが見えているアーツとバダ・ハリなら、どう見てもバダ・ハリが勝つ。アーツが全盛期のようにハリを倒せるとは思えない。

 そして、エロール・ジマーマンやエヴェルトン・テイシェイラは、まだK-1の本当のトップ選手と戦って勝ったことがない。(ジマーマンはグラウベ・フェイトーザと戦って勝っているけど、フェイトーザはどうも衰えが見えるし。)

 どっちが上がってきても、バダ・ハリが勝ちそう。

 そして、反対側のパートから上がってくるのは、おそらくレミーかルスランだが、もしどちらが上がってきても、大きなダメージを負っているだろう・・・

 なんて谷川さんの思惑があったように見えるのは、僕だけだろうか?

 ただ、そうやって組まれたトーナメントで、何が起こったか?


 おそらく、バダ・ハリも今回は自分の優勝を、運営者側が期待している、というのは分かっていただろう。

 甘やかされた選手が、自分は何をやっても許される、と思ってあんな結果になった、と言えなくもない。

 シュルトが上がってきて、バダ・ハリをたたきのめしていれば、盛り上がりはしなかっただろうが、正当な試合がみれてまだすっきりしたような気がするのはおれだけか?

 おそらく、シュルトとバダ・ハリがやったら、シュルトが勝つと思う。バダ・ハリは、リーチとスピードを生かしたカウンターが強い選手であり、自分よりリーチが長いシュルトにはその武器が生かせないからだ。

 運営者側の思惑が入ったマッチメークにより、このトーナメントの失敗は起こったような気がしないでもない。

2008年12月6日土曜日

バダ・ハリには、試合よりも厳しい試練が待っている・・・・

 

今日、K-1の2008年の締めくくり、K-12008GPが行われた。

 全体的に好試合が多い大会だったが、決勝戦のレミー・ボンヤスキー対バダ・ハリの試合

で、盛り上がりに水を挿されたような結果となってしまった。


 一試合一試合のレポートは後の記事に回し、この決勝戦と、僕のバダ・ハリへの見解をこの記事では書いていきたいと思う。

 解説の魔裟斗の言っていた通り、僕は、バダ・ハリが左ジャブでどれだけ固いレミーのガードを崩せるかがポイントだと思っていた。

 まず、第一ラウンドに、レミーが左フックで先制のダウンを奪う。


 スローで見ると、バダ・ハリはレミーの左フックのあと、追撃の右ミドルをかわし、その動きの中でのダウンのように見えた。

 バダ・ハリにダメージはあるものの、決定的なダメージは受けておらず、まだまだ第二ラウンドはバダ・ハリの巻き返しはある、と見ていた。

 かくしてそのとおりになり、バダ・ハリの左からのラッシュが始まり、バダ・ハリにとって最大のチャンス到来!という時に、事件が起こってしまった。

 バダ・ハリのラッシュの圧力でスリップダウンしたレミー・ボンヤスキーに対し、レフェリー角田信朗の制止にも関わらず、ハリはパンチと踏みつけで追撃を加えたのだ。

 これでレフェリー角田は、バダ・ハリにイエローカードを提示し、5分間インターバルを置きレミーの回復を待つ。が・・・

 結局、レミーは回復せず、バダ・ハリはレッドカードを提示され失格となってしまった。

 非常に残念な幕切れだ。

 せっかくの好試合続出の大会が、水の泡となってしまった。


 おそらく、バダ・ハリには、厳しい処分が下るだろう。
 
 魔裟斗が言うように、1年間の出場停止となってもおかしくはない。

 ただ、今回のバダ・ハリの反則は、レミーを倒す絶好のチャンスを迎えた、バダ・ハリが我を忘れてしまった結果、起きた反則だ。

 引きあいに出すのもなんだが、亀田大毅と内藤大介の試合での反則や、秋山成勲と桜庭の試合のような、大人の戦略(勝つためには何をやってもいい的な発想で行われる)の反則とはまるで質が違う。

 おそらく、バダ・ハリの来たチャンスを何が何でも逃さない、という気持ちが空回りした結果だと思うのだ。

 バダ・ハリにそうさせてしまうほど、今日のレミー・ボンヤスキーは出来がよく、強かったとも思う。

 とはいえ、バダ・ハリの精神的未熟さが招いた反則であることには変わりないのだが・・・


 これからバダ・ハリには、今までの、周囲からの期待による重圧よりも重い、厳しい試練が待っている。

 それを乗り越え、成熟したK-1GP覇者となっているバダ・ハリが見たい。


 それができるだけの、才能をバダ・ハリは持っているのだから。

 絶対に復活しろよ、バダ・ハリ!

2008年11月27日木曜日

過去最高のK-1ベストバウト バダ・ハリVSルスラン・カラエフ




 K-1のヘビー級で、僕の中で最高のベストバウトは、この動画のバダ・ハリ対ルスラン・カラエフとの試合。

 この試合の前にハリとカラエフは対戦しており、その時にはカラエフのKO勝ち。しかし、その時にはカラエフの左右のフックで倒れた時にカラエフの蹴りが入っていたため、バダ・ハリがクレームをつけ、両者には因縁が生じていた。

 この試合は、見てもらえればわかるけど、非常に劇的な幕切れになった。

 カラエフのパンチでバダハリはダウンしたものの、ダウンから立ち上がったバダ・ハリにパンチで襲いかかるルスラン・カラエフに、狙い澄ましたカウンター一閃!


 カラエフは完全失神し、もう戦うことはできなかった。

 解説の魔裟斗の、「ふたりともMAXの選手より速い」というセリフが物語るように、圧倒的なスピードを誇る二人の、近年まれに見る好勝負でした。


 その後、バダハリもカラエフをライバルとして認める発言をしており、「ルスランにはおれのライバルとしてもっと頑張ってもらわないと」といっているそうです。


 その後、バダ・ハリはK-1ヘビー級チャンピオンになり、破竹の勢いが続いている。

 そしてカラエフは、その後バダ・ハリのマイクスジムの同門であるメルヴィン・マヌーフにもKOで敗れ、ガードの甘さと打たれ弱さを露呈したが、ワンナイト・トーナメントの大会であったK-1 WORLD GP 2008 IN TAIPEIにすべてKO勝ちで優勝したり、最近は好調のようだ。

 バダ・ハリもカラエフも勝っても負けても非常にインパクトがある試合をする選手。

 どっちが好きか?と言われたら、僕はスピード感あふれるファイトのカラエフ。

 しかし何度も壮絶な失神KO負けをしているので、脳障害なんかないだろうか?なんて心配になる時もある。

 バダハリとルスラン・カラエフのライバル対決、谷川さんが言っているように何度でも見てみたいです。